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短距離における最適な体型とは【速く走れる体型になる方法】

投稿日:2020-04-29 更新日:

こんにちは。
ひぐらしです。

世の中にはさまざなスポーツがありますが改めて考えるとスポーツごとにかなり違った体型をしていますよね。

例を挙げてみても
野球、サッカー、相撲、水泳ラグビー、陸上、バスケ・・・etc
どの競技も一様な体型ではないと思います。

戦後すぐなどは各スポーツで最高の選手というのは皆同じ体型になるはずだという論調でした。今では様々な情報があふれていますから『そんはずないだろ!!』と、すぐ気づくことが出来るかと思います。

しかしなぜスポーツごとに体型が違うのかというのは説明できますか?
頭でわかっていても余り説明はしたことがないかと思います。

答えを端的に言えば目的が違うからです。野球であれば打って投げて走りますから全身満遍なく筋肉が必要です。しかしその中でも攻撃時1,2番打者と3,4,5番打者では体型がまるで違います。なぜか?
それは野球がチームスポーツであり確実に点を取ることを目的としているからです。
もしあなたが監督だとして『10打席で1本打てます!でもホームランしか打てません!』と言われても採用したくありませんよね。

基本1、2番はミート力があり走れる痩身な選手が選ばれます。仮にこの後の選手がホームランを打てずともヒットさえあれば走って点を入れられるからです。

今度は相撲で見てみましょう。相撲は国内外どのスポーツと比べても格段に身体の大きく重い部類でしょう。しかし筋肉はもちろん必要ですが他もスポーツでは
想像できないほど脂肪も蓄えます。なぜか?

動かされない、倒されないためです。土俵から出されない、倒されないことが負けない条件だからです。走れないとかは関係ありません。一発瞬間的なぶちかましが出来ればいいですから。ながながと走る機会なんてありません。

このように目的に応じた身体は勝つための条件でありでもあるのです。

今回はそのなかでも陸上、短距離選手が記録を出すための理想体型を追及していきます。では参りましょう。


1.30mにばかり集中しない

日本人学生はスタートから前半30mにこだわる傾向にあります。加速力が大事だという言葉を受けてのことだと思います。かく言う私もそうでした。

しかし短距離の体型を言及するうえで共通認識としておきたいことがあります。

それは前半が速かろうが遅かろうが100mの結果には関係がないということです。
『40mぐらいまでは勝ってたよ』
これ結構耳タコのセリフですよね。
『今でもスタート速いから冬期練で身体大きくなったらもっとスタート速くなってるんじゃない?』
スタートは速くなっているかもしれません。
『スタート速くなればもっと100m速くなるでしょ!』

おおよそこのような考え方を持っている人がほとんどかと思います。これ実は思考停止と変わりません。はっきり言ってスタートから前半の話ばかりしてる人に
未来はありません。きつい言い方ですがそれが現実なのです。

前半速くなった=100m速くなるではありません。
反対にスタートを意識した練習を重ねるとスタートだけ速くなり100mが遅くなるということは普通にあります。僕の学生時代もそうでした。


2.短距離本来の目的

短距離の本来の目的は
所定の距離を何よりも速く走り終えること。

これを疑う人はいないはずです。

・遅い時間まで練習した人が勝つのではなく
・誰よりもウエイトトレーニングをやった人が勝つのではなく
・効率よくサボっていた人が勝つでもなく
・スタートが速い人が勝つでもなく
・スタートが遅い人が勝つわけでもない

最初にゴールを抜けた人が勝ちです。非常に残念な話をすると前半が速くなったからと言って記録を縮めることに必ず繋がるということはありません。むしろ将来の速く走れる可能性すらつぶしてします。かく言う私も高校の時はなにも考えずひたすら練習していました。

朝練で坂ダッシュ5×3セットを行い
夕方の本練で300×5×2セットやって
終わった後のウエイトトレーニング

部として木曜はアクティブレスト日曜は完休。しかしそのレストの日ですら
私はほぼ1日たりとも休んだおぼえがありません。自慢ではなく現実です。
結果はどうかというと県大会にすら行けてません。どころか地区予選落ちです。笑えますよね。

他の人より脚が遅いなら他の人より練習しなきゃ、と今思えば強迫観念のような練習量でなんとか自信をつけようとしていたのかもしれませんこれだけやれば速くなるだろと練習量に胡坐をかいていたわけです。言い訳にもなっていました。才能がないから量で補う。

今ではわかります。
練習量で他人との優劣をつけようなどということは自己満であり怠慢だったのです。必要なのは練習量ではなく

・考え続けること
・フィードバックとトライ&エラーを繰り返すこと。
・本来の目的を常に意識すること

これだったのです。しかし当時の私は今振り返ってみれば何一つ出来ていなかったと言えます。




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3.短距離の理想の身体

では本題です。

短距離の理想の体型ですが先に箇条書きで列挙します。

そしてその理由についても後述します。

・体重が軽いこと
・股関節の筋肉(腸腰筋群、大殿筋、ハムスト上部、四頭筋上部)が大きく強いこと・上記の筋肉以外は小さく軽いこと
(脹脛の足関節と四頭筋下部の膝関節に関しては小さいかつ出力が高いこと)

これだけです。

この先の何故かという理由を知りたい方はこちらへ⇒ 5分で読める!100mが短時間短期間で圧倒的に速くなる練習法

以上、上記が理想の身体です。


4.世界に見る身体

日本ではようやく歴代トップ3が9秒台に到達しましたが
日本以外だと国内歴代トップ10に入るのに
9秒台が当たりまえのような国もあります。

世界的に有名で9秒台の記録のある日本国外の選手を並べます。
・クリスチャン・コールマン175cm 72kg
・アンドレ・ダグラス176cm 70kg
・ジャスティン・ガトリン183cm 85kg
・タイソン・ゲイ183cm 75kg
・ヨハン・ブレイク180cm 78kg
・ウサイン・ボルト 195cm 94kg WR
・キム・コリンズ 175cm 67kg

ちなみキムコリンズ選手というのは40歳で9秒93を記録した選手でウサインボルト選手とは違った意味での肉体の限界を体現しているような方です。

さて、こう並べたときにどのように感じますか?
思ったより軽い?それとも重い?
私としては思ったより軽いなぁという印象です。
おおよその全体の体重が(身長-100) kg

しかし身長が高いほうが骨が太く筋肉以外で体重が増える要因があるため
(水より筋肉が重くさらに骨は筋肉の2倍以上の比重)

身長が高くなるほど割り増しで重くなるのです。1cm伸びたら一様に1kg重くなるのではなく1.25kg重くなる。2cm伸びたら2.5kgではなく3kg重くなるといったイメージです。身長がのびるにつれ体重の増加率も増えるのです。

以上を考えるとボルト選手とタイソンゲイ選手は特に軽いです。
感覚でいえばキムコリンズ選手と同じレベルの身長:体重の関係性ではないかと思います。

実際に写真を見ても3者とも脂肪はあまりないため筋肉のカットは見えますが極端に太くはありません。つまりボルト選手やタイソンゲイ選手は身体全体の総筋肉量は特別多いわけではないということです。

ボルト選手、キムコリンズ選手に比べブレイク選手やジャスティンガトリン選手は上半身が見るからに巨大で身長に対し体重が重いです。

特にブレイク選手とゲイ選手のPBは同じ9.69ですがブレイク選手はゲイ選手より3cm低く、かつゲイ選手に3kgの重りをつけて走っているようなものです。
それでもなぜ彼らが速く走れたかの答えは簡単です。

ボルト選手、キムコリンズ選手より体重に対しての股関節の筋肉が大きく、強かったから。

はっきり言ってブレイク選手は上半身の筋肉をつけすぎさえしなければ世界記録は彼のものだったと私は思っています。たらればですが9.50も夢ではなかったと思います。それほどに巨大な殿筋と過剰ともいえる上半身を持ち合わせていました。
ブレイク選手を見ていると上半身も大きいほうがいいのかと勘違いしそうですがそうではありません。ブレイク選手のように上半身を大きくしても速く走れるだけの股関節筋を持つ選手がいるだけで上半身の筋肉を大きくすればなれるということにはならないのです。

上記のような特例はありますが、総じて世界の選手を見ても大きくする必要があるのは股関節周りだけで
上半身は特に大きくする必要がないということが分かります。

それよりも大事な共通点としては脹脛(すね)が細いということだけなので
ここは真似すべき点だと思います。


5.理想の体型を手に入れる方法

ではどうやってその身体を手に入れるのかその方法を紹介します。
やることは本当に4つ程度

・ヒップスラスト
・バックキック
・デッドリフト
・レッグレイズ
・バタ足(仰向けで片脚を交互に上下する)

これだけです。
日本では走り込みで身体作るという手法が浸透してますがウエイトなど筋トレに比べ非効率です。繰り返し長い距離を走る必要があることでモチベーションが保ちにくいことに加えて股関節筋以外の膝関節筋(四頭筋の内の大腿直筋以外、ハムの内大腿二頭筋)足関節筋(腓腹筋、ヒラメ筋)にも負担が行くため結果として股関節の動きに関与しない筋肉まで太くなってしまいます。

ですから走りこみよりもウエイトや自重トレーニングで身体を作るほうが効果的なのです。


6.最後に

いかがだったでしょうか。

今回は体型のみにフォーカスしてみました。
改めて考えると目的別と思っても理想の体型なんで漠然としてますよね。

この記事を参考に自分のオリジナルの理想体型をさらに追及してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

higurashi




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